Regional Water Atlas · 2026

あなたの地域の水道水
知ってる?地方別水質ガイド

同じ日本でも、地域によって水道水の硬度・カルキ量・採水源は大きく違います。引っ越し先で「水が違う」と感じる理由、コーヒーの味が変わる理由は、すべて地域の地質と水源にあります。9つの地方ブロック別にデータを整理しました。

01日本の水道水は
基本ほぼ全て軟水
02沖縄は例外で
硬度が高め
03地域差は
カルキ・夏場で顕著
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— Conclusion First —

先に結論:
日本の水道水は世界基準では「全国ほぼ軟水」

日本の水道水
硬度30〜80
大半が軟水〜中軟水(沖縄除く)
欧州ミネラルウォーター
硬度300〜1500
エビアン・コントレックス等は硬水
沖縄の水道水
硬度100〜200
日本国内で唯一硬度高めの地域

※硬度の単位はmg/L(CaCO3換算)。WHO基準では120mg/L未満が軟水、120〜180mg/Lが中硬水、180mg/L以上が硬水。実際の数値は浄水場・季節・地区により変動します。

「東京から大阪に引っ越したら水の味が変わった」「実家の水道水は飲めたのに、今住んでる地域の水は飲みづらい」──こんな経験をしたことがある人は意外と多いはずです。同じ日本の水道水でも、地域によって硬度・カルキ量・採水源が変わるため、味と感じ方は確かに違います。

ただし誤解されがちなのですが、世界基準で見れば日本の水道水はほぼ全国が軟水〜中軟水の範囲に収まります。欧州のミネラルウォーター(硬度300mg/L超)と比べれば、日本のどの地域もはるかに飲みやすい水です。地域差があるとはいえ、絶対値としては小さい範囲の中での違いだと考えてください。

とはいえ、その小さな差も毎日飲む水・調理に使う水としては気になるもの。とくにカルキ臭・夏場の塩素量増加・赤ちゃんの調乳・ペットの飲み水などで「水道水のままだと不安」と感じる場面は地域によって発生頻度が違います。9つの地方ブロック別にデータを整理し、地域の水質課題に応じた対策を解説します。

Three Variables

地域で変わる、3つの水質要素

水道水の「美味しさ・飲みやすさ」を決めるのは、以下の3つの要素です。地域差はおもにこの3軸で発生します。

硬度
(カルシウム・マグネシウム量)

地下水・伏流水を多く使う地域は地質の影響を受けて硬度が変わります。日本の主流は石灰岩が少ない火山性地質で、軟水傾向。例外は沖縄(琉球石灰岩)と関東平野の一部地下水帯。硬度が高いと味が重く感じ、低いとさっぱり。

カルキ(残留塩素)量

水道法で末端蛇口まで0.1mg/L以上の残留塩素が義務付けられています。供給距離が長い地域・水源から末端まで時間がかかる地域・夏場で塩素消費が早い地域は、塩素投入量が多めになる傾向。「カルキ臭が気になる」声は地域差が大きい部分です。

採水源(水源タイプ)

表流水(ダム・河川)か地下水(井戸・伏流水)かで水質特性が変わります。表流水は処理工程が多くカルキ量が多めの傾向、地下水は天然ろ過された安定した水質。同じ自治体でも浄水場ごとに採水源が違い、地区によって味が違う場合もあります。

Regional Hardness Map

9地方ブロック別、水道水硬度の目安

公開水質データを参考にした地方ブロック別の硬度目安です。同じブロック内でも自治体・浄水場により幅があります。あくまで地域全体の傾向として参照してください。

地方ブロック 硬度目安 水質傾向 分類
北海道 約20〜40 火山性地質・湧水主体で軟水 軟水
東北 約25〜50 奥羽山脈系の伏流水で軟水傾向 軟水
関東 約50〜90 地下水帯の影響で硬度やや高め 軟水〜中軟水
中部 約25〜60 アルプス系雪解け水で軟水 軟水
近畿 約40〜70 琵琶湖系・淀川水系で中軟水 軟水〜中軟水
中国 約30〜50 中国山地系の軟水 軟水
四国 約30〜60 四国山地系の軟水 軟水
九州 約40〜80 火山地質・カルキ感はやや強め 軟水〜中軟水
沖縄 約100〜200 琉球石灰岩で日本国内では唯一の硬水傾向 中硬水〜硬水

※硬度の単位はmg/L(CaCO3換算)。
※同じブロック内でも自治体・浄水場・地区により幅があります。
※実際の数値は各自治体の水道局公式サイトでご確認ください。

Region by Region

9地方ブロック、それぞれの水質特性

代表都市の硬度目安と、その地域ならではの水質傾向を整理しました。引っ越し前後の比較資料としてもご活用ください。

🌲

北海道

Avg Hardness約20〜40 mg/L

水質特性

火山性地質と豊富な湧水・雪解け水が水源の中心。日本でもっとも軟水傾向が強い地域の一つで、コーヒー・お茶の風味が出やすく、和食の出汁にも合う水質。カルキ感は他地域より弱め。

主要都市の目安

札幌約30 函館約25 旭川約30
🍎

東北

Avg Hardness約25〜50 mg/L

水質特性

奥羽山脈・北上山地・出羽山地の伏流水が豊富で、軟水傾向の地域。米どころとしても知られる地域だけあって、日本酒造り・米炊きに合う水質と言われます。カルキ量も比較的少なめ。

主要都市の目安

仙台約40 盛岡約30 秋田約35
🗼

関東

Avg Hardness約50〜90 mg/L

水質特性

関東平野の地下水帯の影響で、日本の中では硬度が高めに出る地域。利根川水系・荒川水系を主水源とする都市は中軟水で、地下水を多く使う千葉・埼玉の一部はやや硬度が上がる傾向。夏場のカルキ感が気になる声も多い地域です。

主要都市の目安

東京約60〜80 横浜約60 千葉約80〜100
🗻

中部

Avg Hardness約25〜60 mg/L

水質特性

北アルプス・中央アルプス・南アルプスの雪解け水と伏流水が水源。日本の名水百選にも多くの湧水が選ばれている地域で、軟水傾向。富士山系の伏流水を使う地域は超軟水に近い水質となります。

主要都市の目安

名古屋約30 静岡約25 金沢約40
🦌

近畿

Avg Hardness約40〜70 mg/L

水質特性

琵琶湖を水源とする淀川水系が広いエリアをカバー。中軟水〜軟水の範囲で、関東より若干硬度低め。京都・大阪・神戸はそれぞれ独自の水道事業を持ち、味の違いを地元の人が感じる地域でもあります。

主要都市の目安

大阪約40〜60 京都約40 神戸約50

中国

Avg Hardness約30〜50 mg/L

水質特性

中国山地系の伏流水・地下水が豊富で、軟水傾向の地域。広島・岡山などの主要都市はいずれも軟水で、コーヒー・お茶・和食に合う水質。降水量も多く水資源には恵まれた地方です。

主要都市の目安

広島約40 岡山約40 松江約35
🌊

四国

Avg Hardness約30〜60 mg/L

水質特性

四国山地系の伏流水と河川水が中心。軟水傾向で、徳島・香川・愛媛・高知ともに飲みやすい水質。讃岐うどんに代表されるように、料理文化と地域の水質はリンクしているとも言われます。

主要都市の目安

高松約40 松山約35 高知約45

九州

Avg Hardness約40〜80 mg/L

水質特性

火山性地質の影響で、地域によって硬度に幅があります。福岡都市圏は中軟水で、阿蘇山系・熊本市は天然のミネラル豊富な地下水で知られる地域。鹿児島は桜島の影響で水源管理が独特。夏場のカルキ感は他地域より気になる声があります。

主要都市の目安

福岡約40〜50 熊本約60〜80 鹿児島約40
🌺

沖縄

Avg Hardness約100〜200 mg/L

水質特性

琉球石灰岩を多く含む地質の影響で、日本国内では唯一硬度が高めに出る地域。中硬水〜硬水の範囲で、本州の水に慣れた人が引っ越すと「水が違う」と最も強く感じるエリア。コーヒー・お茶の味が出にくい・赤ちゃんの調乳には推奨されないなど、軟水サーバーの需要が国内で最も高い地域です。

主要都市の目安

那覇約100〜150 沖縄市約120 宮古島約150以上
Solutions by Issue

地域の水質課題別、サーバーの選び方

「自分の地域の水道水のどこが気になるか」によって、選ぶべきサーバータイプは変わります。3つの課題タイプ別に整理しました。

Issue 01
For 沖縄・関東一部

硬度が高めで気になる

料理・お茶・コーヒーの風味が出にくい、赤ちゃん調乳に使えない、ペットの飲み水として不安、といった悩みが出やすいタイプ。

おすすめは宅配型の国産天然水サーバー。富士山系・南アルプス系の硬度30〜80mg/Lの軟水ボトルを使うことで、料理にも飲料にも安心して使える水質を確保できます。

Issue 02
For 関東・九州一部

カルキ臭・夏場の塩素感

硬度自体は問題ないが、塩素のにおいで飲みづらい、お茶やコーヒーがカルキ臭くなる、といった日常的な悩み。とくに夏場の塩素投入量が増える時期に顕著。

おすすめは浄水型サーバー。水道水を高性能フィルターで処理し、塩素・トリハロメタン等を除去できます。月額固定で家族の大量使用にも対応。

Issue 03
For 全国・全年代

赤ちゃん・ペットへの安全性

そもそも水道水を直接飲ませることに抵抗がある、調乳に使うのは衛生面で気になる、といった安全性の意識が高い家庭。地域問わず一定数いる需要層です。

おすすめは天然水(軟水)の宅配型 or RO水(純水)の浄水型。非加熱処理の天然水なら自然なミネラルバランス、RO水なら不純物完全除去で調乳にも使えます。

Top 3 Picks

地域の水質課題に対応するウォーターサーバー3選

硬度・カルキ・安全性の3つの観点から、地域の水質課題を解消できる機種を厳選しました。引っ越し先での水質変化対策にもおすすめです。

1

ハミングウォーター

浄水型・カルキ問題を月額3,300円で解消

水道水を高性能フィルターで浄水するタイプ。塩素・トリハロメタン等を除去し、地域の水道水のクセを解消。月額固定で飲み放題なので、家族で気兼ねなく使える。「カルキ臭が気になる」関東・九州の家庭にとくに向く。

Monthly
3,300円
Removes
塩素・THM
Volume
無制限

地域の水質課題に向いているポイント

  • カルキ・塩素を除去でクセを解消
  • 月額固定で飲み放題・家族需要にも対応
  • ボトル不要・設置スペース最小
  • 水道水ベースなので採水地に依存しない
ハミングウォーターの詳細を見る →
2

プレミアムウォーター

国産天然水・硬度高めの地域から本州の軟水を取り寄せ

富士山・南アルプス・北アルプスなど国内6箇所の採水地から届く非加熱処理の天然水。硬度30〜85mg/Lの軟水で、沖縄・関東の硬度が気になる地域に有効。地域の水道水とは別系統で安心の軟水を確保できる。

12L価格
約1,950円〜
Hardness
約30〜85
Water
国産天然水

地域の水質課題に向いているポイント

  • 本州の軟水を全国どこでも取り寄せ可能
  • 沖縄など硬水地域で軟水を使いたい家庭に最適
  • 非加熱処理でミネラルバランス自然
  • 採水地を選べる(地域別の好みに対応)
プレミアムウォーターの詳細を見る →
3

コスモウォーター

採水地3箇所から最寄り自動選択

関東向けは静岡・関西向けは京都・九州向けは大分など、注文者の地域に合わせて最寄りの採水地から鮮度重視で配送。輸送距離が短い分、新鮮な天然水が届く。引っ越しで地域が変わっても採水地が自動切り替えされる。

12L価格
約2,050円〜
Source
3箇所自動
Bottle
下置き式

地域の水質課題に向いているポイント

  • 地域に応じた最寄り採水地から配送
  • 引っ越しでも採水地自動切替で対応
  • 輸送距離短く鮮度◎・48時間出荷
  • 下置きボトルで交換も楽
コスモウォーターの詳細を見る →
FAQ

地域の水質について、よくある質問

読者からよく寄せられる疑問に、できるだけシンプルに答えます。

引っ越し先の水道水の硬度を知りたいのですが、どこで調べられますか?
最も正確なのは、引っ越し先の自治体の水道局公式サイトの「水質検査結果」ページです。多くの自治体が浄水場ごとの水質データを公開しており、硬度・残留塩素・pH等が確認できます。「○○市 水道局 水質」で検索すると見つかることが多いです。
同じ市内でも住所によって水質は違いますか?
違うことがあります。大都市は複数の浄水場を持ち、地区ごとに供給元が違うためです。とくに東京・大阪・名古屋など大都市圏では、同じ区内でも住所により利根川系か荒川系かが変わるなど、地区差が発生します。詳細は自治体の水道局サイトの「給水区域図」で確認できます。
沖縄に引っ越したら、本当に水が違うと感じますか?
本州から沖縄に引っ越した人の多くが「水が違う」と感じる代表的なケースです。硬度が本州の2〜3倍あるため、味が重く感じる・コーヒーの風味が出にくい・石鹸が泡立ちにくいなどの実感を持つ人が多いです。沖縄では軟水のウォーターサーバーを使っている家庭が他地域より多い傾向があります。
自治体ごとに水道水の味が違うのは、なぜですか?
水源(地下水か河川水か)、採水地の地質、浄水方法(高度浄水処理の有無)、配管の状態、残留塩素量、これら全てが組み合わさって味が決まります。同じ地方ブロック内でも、自治体によって浄水技術や水源管理が違うため、最終的に蛇口から出る水の味は変わってきます。
引っ越しを機にウォーターサーバーを導入する人は多いですか?
多いです。とくに「実家の水と違う」「以前住んでいた地域より飲みづらい」と感じた時が導入のきっかけになるケースが目立ちます。引っ越しのタイミングは生活全般を見直す時期でもあるので、水まわりの環境を整えるチャンスとして検討する人が多い印象です。引っ越し時の解約金・契約縛りについては引っ越しガイドもご覧ください。

地域を、
水で選ぶ時代へ。

住んでいる場所によって、水道水の特徴は確かに違います。地域の水質を知ることは、家族の毎日の水選びの第一歩。あなたの地域に合った最適なウォーターサーバーを、ランキングから探してみてください。

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